作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 戦国日本を世界一豊かな国へ! |
| 作者 | わびさびわさび |
| ジャンル | ローファンタジー |
| 総文字数 | 213,720字 |
| 話数 | 60話 |
| 1話平均 | 3,562字 |
| 総合ポイント | 808pt |
| ブックマーク | 0 |
| 最終更新 | 2026-01-20 |
評価
総合スコア: 82/100
コメント: 王道テンプレを忠実に、かつ効果的に料理。不遇からの無限チート開示の引きが強く、ジャンル読者のニーズを完璧に満たしている。
5軸評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 文章力 | ★★★★☆ (4/5) |
| 導入の引き | ★★★★★ (5/5) |
| 独自性 | ★★★☆☆ (3/5) |
| キャラクター | ★★★☆☆ (3/5) |
| 構成力 | ★★★★☆ (4/5) |
独自性スコア: 15/100
テンプレ度 85/100(低いほど独創的)
詳細レビュー
「不遇の庶兄・織田信広」という、歴史ファンなら思わずニヤリとする絶妙な立ち位置からのスタートが秀逸。本作の最大の勝因は、戦国時代という硬派な舞台に「万能製作」というファンタジー色の強いチートを躊躇なく持ち込んだ点にある。歴史考証の重箱の隅をつつくような停滞を避け、読者が求める「現代知識と特殊能力による圧倒的無双」を最優先した構成は、なろう読者のニーズを正確に射抜いている。 最新話にかけての成長も著しい。冒頭で見られた説明過多な描写が整理され、60話時点では技術開発から軍事・外交へと物語のスケールが着実に、かつスピーディーに拡大している。特に信長とのパワーバランスの取り方が巧みで、単なる内政無双に終わらせず、兄弟間の奇妙な信頼関係を軸に据えたことで物語の推進力を維持している。 一方で、周囲の人物が主人公の異常な発明をあっさりと受け入れすぎる点は、ご都合主義が透けて見える。時代背景ゆえの摩擦や宗教的・文化的な抵抗をもっと描けば、チートの価値がより際立つはずだ。現状、敵対勢力が「チートを引き立てるための噛ませ犬」に終始しており、中盤以降の緊張感維持に不安を残すが、この「圧倒的ストレスフリー」こそが本作の武器。なろう上位層と遜色ない安定感がある。
強み
- 「織田信広」という配役の妙。歴史の隙間を縫うような成り上がり展開が、既存の戦国ものと差別化できている。
- 技術開発から領地経営へのフィードバックが非常にスピーディーで、読者に停滞感を与えない構成力。
- 最新話まで品質が安定しており、文章がより簡潔で読みやすく進化している点。
気になる点
- 周囲のリアクションが「スゴイデスネ」の一辺倒になりがち。反対勢力や懐疑的な人物との対立を描き、カタルシスを深めるべき。
- 万能製作のコスト概念が希薄。材料調達の困難さや製作の失敗をスパイスとして加えることで、物語に起伏が生まれる。
こんな人におすすめ
戦国ifをストレスなく楽しみたい層。歴史考証よりも、チートによる圧倒的内政無双を好む読者に最適。
あらすじ
20××年、第三次世界大戦。 長すぎた平和に溺れた日本に、戦争は無慈悲な現実を叩きつけた。侵略者は街を焼き、友を奪い、家族を殺した。 すべてを失い、報復を誓って戦場に散った男、佐伯遼佑。
だが目覚めた時、彼は戦国乱世の真っ只中、越後・直江津の湊にいた。 越後長尾家の御用商人・蔵田五郎左衛門の次男、「新次郎」という7歳の少年として。
「二度と、あんな不幸を繰り返すか」
混乱を捨て、新次郎は決意する。 『日本を、他のどの国にも負けない強く豊かな国にする』と。
彼の武器は、現代の知識と徹底した「現実主義」だ。 「100人を救うためなら1人を犠牲にする」 「強敵とは無理に戦わず、経済で首を絞める」 「最小の犠牲で、最大の利を得る」
まずは銭だ。商売を広げ、新産業を興し、富を独占しろ。 銭が貯まれば兵を雇え。人材が足りなければ、歴史に名高い名将どもを金と利権で買い叩け。
織田信長、上杉謙信、武田信玄、豊臣秀吉……。 戦国オールスターを「最高のリソース」として使いこなし、御用商人の倅が、銭の力と合理的な策略で天下を盗りにいく。
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