作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ~二進法原初魔法~テンプレギャフンイベントが始まったので悪役令嬢もの?と思ったけれど魔法で怪物を倒すゲーム世界でした |
| 作者 | ルーク猫 |
| ジャンル | ハイファンタジー |
| 総文字数 | 537,488字 |
| 話数 | 153話 |
| 1話平均 | 3,512字 |
| 総合ポイント | 3,118pt |
| ブックマーク | 0 |
| 最終更新 | 2026-01-20 |
評価
総合スコア: 82/100
コメント: 王道追放ものを安定した筆致で描いている。設定の料理が上手く、読者の期待を裏切らない。次話への引きも強力。
5軸評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 文章力 | ★★★★☆ (4/5) |
| 導入の引き | ★★★★☆ (4/5) |
| 独自性 | ★★★☆☆ (3/5) |
| キャラクター | ★★★★☆ (4/5) |
| 構成力 | ★★★★☆ (4/5) |
独自性スコア: 35/100
テンプレ度 65/100(低いほど独創的)
詳細レビュー
「悪役令嬢の婚約破棄」という手垢のついた導入から、これほど理知的な魔法構築ものへ転換させた手腕は評価に値する。本作の核は、魔法を「二進法(0と1)」という現代プログラミング的思考で再構築するプロセスにある。単なる「前世知識でチート」に留まらず、魔法の言語化・構造化を論理的に描くことで、なろう読者が好む「圧倒的理解による無双」に説得力を持たせている。最新話(150話付近)を確認しても、初期の勢いを殺さず、むしろ世界の根源やシステムに迫る壮大なスケールへと着実にシフトしており、長期連載にありがちな中だるみを感じさせない。文章力も連載を経て洗練されており、特に高位魔法の描写における抽象概念の言語化能力は向上している。ただし、魔法の理論説明が時に冗長になり、物語のテンポを停滞させている点は否めない。また、周囲の驚き役の反応がパターン化しており、最新話付近では「またこの流れか」という既視感も漂う。とはいえ、王道設定を独自の切り口で料理し、高品質なまま完結へ向かわせる構成力は、なろう上位作品に相応しい実力と言えるだろう。
強み
- 二進法を魔法理論に落とし込んだ、論理的で納得感のある無双描写
- 150話を超えても文章の質が落ちず、世界の謎に迫る構成が維持されている
- 悪役令嬢・追放というテンプレを、魔法探求の「動機付け」として上手く機能させている
気になる点
- 魔法の理論解説が専門的かつ長文になりがちで、アクションの爽快感を削ぐ場面がある
- 主人公以外のキャラの掘り下げがやや薄く、最新話付近では主人公の独走状態が強すぎる
こんな人におすすめ
設定の凝った魔法理論が好きな読者。理系的なアプローチで無双する爽快感を求める人におすすめ。
あらすじ
【魔法をコーディングし魔法陣にデプロイするゲーム世界?!】 ギャフンイベントが始まったので私悪役令嬢? と思ったら亡命先で美麗な側近(男)と駆け落ちしたという噂の元王子と遭遇。えっ住宅地に魔王城建ってますね? 私のせい?! いつの間にか結婚したことになってる!! 厨二病の黒歴史も暴かれて瀕死ですぅ…… 本編完結後、スローライフを送っていた主人公たちの元へ訪れた転生者曰く「世界がヤバい!」 迫り来る人型モンスター! 「私たち、一度死んでセーブポイントからやり直してるところ?!」 第三部探索編更新中。果たして『主人公』たちはバッドエンドを回避できるのか? 「主人公って誰だっけ?」と呟く主人公……本編完結以降は群像劇なので!
※本編完結以降はダークな描写が増えます ※恋愛要素は控えめです