王子様になりたい私、勇者候補になりました!?

78
ユメミ ハイファンタジー 2026年1月20日

👑 追放×神眼の王道に「王子様志望の少女」という個性が光る一作

総合 78/100
独自性 25/100
テンプレ度 75/100

作品情報

項目内容
タイトル王子様になりたい私、勇者候補になりました!?
作者ユメミ
ジャンルハイファンタジー
総文字数195,755字
話数57話
1話平均3,434字
総合ポイント12pt
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最終更新2026-01-20

評価

総合スコア: 78/100

コメント: 王道追放テンプレを高い水準で料理。神眼とデバフの捻りが光る。次への引きも強く、なろう読者の期待に応える。

5軸評価

項目評価
文章力★★★★☆ (4/5)
導入の引き★★★★☆ (4/5)
独自性★★★☆☆ (3/5)
キャラクター★★★★☆ (4/5)
構成力★★★★☆ (4/5)

独自性スコア: 25/100

テンプレ度 75/100(低いほど独創的)

詳細レビュー

「追放された神眼使い」という手垢のついた設定を、主人公の「王子様になりたい少女」という強烈なキャラクター性で見事に中和している。なろう読者が好む「無自覚な無双」と「周囲の勘違い」を、宝塚的な耽美さと男装麗人要素で味付けした点は高く評価できる。特にデバフスキルを単なる数値の弱体化ではなく、戦術的な「詰み」として描く筆力があり、戦闘シーンの退屈さを回避している。最新57話まで読んでも筆力は衰えておらず、むしろレオナの王子様ムーブと周囲の反応のテンポは磨きがかかっている。しかし、課題も明確だ。追放した側の旧パーティの描写があまりにもテンプレ的で、悪役としての知性や魅力に欠けるため、カタルシスが予定調和の域を出ない。また、最新話付近ではレオナの魅力に依存したエピソードが続いており、物語全体の大きな推進力がやや停滞気味に見える。57話まで品質を維持している点は立派だが、今後はレオナの美学を脅かすような深みのあるライバルや、世界観を広げる縦軸のストーリー展開が求められる。現状は「レオナの格好良さを愛でる」一点突破で持たせているが、長期連載を見据えるならサブキャラの自立が不可欠だろう。とはいえ、今のなろう市場において「読みやすさ」と「キャラの立ち」を高い次元で両立させている本作は、十分に上位を狙えるポテンシャルを持っている。

強み

  • 「王子様になりたい」という主人公の美学が明確で、行動原理にブレがない
  • デバフスキルを戦術的に活用する描写が巧みで、単なるパワーゲームになっていない
  • 50話を超えても文章のテンポが良く、キャラ同士の掛け合いの質が維持されている

気になる点

  • 追放側のヘイトキャラが記号的すぎる。もう少し「強敵」としての説得力を持たせないと、ザマァの味が薄くなる
  • 主人公以外のキャラが現状「レオナの引き立て役」に終始している。脇役独自の動機や成長を描くエピソードを挟むべき

こんな人におすすめ

男装麗人や勘違いものが好きな読者。王道追放劇に新鮮なキャラ要素を求める層におすすめ。

あらすじ

りんには秘密があった。 そのせいで何回も養子縁組は破談。 学校も退学してきた。その数。四。 先日それも更新した。

ある夜孤児院に不思議な来客が訪れた。

「君、勇者に興味あるかい?」

「ない………です?」

拒否しても評価は上がる。

「日本じゃないんだけど、養子にならないかい?」

「無理ですね」

「なら勇者にならないかい?」

「もっと無理ですね?」

断ったはずなのにどんどん外堀は埋められていく。

気付くと。

目覚めたら見知らぬ天蓋のベッドの上だった。

これは王子様に憧れていた女の子が、 勇者候補になるお話である。

和洋折衷ダークファンタジーです。 ラブコメです。

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